「新人育成」や「スタッフ教育」という概念を、人を育てるためにいろんな組織や会社で持っていると思います。育成や教育といってもやり方は千差万別で個別化され、とても効果的に作用しているケースももちろんあります。
ただ、私が子育てを経験するなかでここ1年くらい感じていることは、
人は育てようとしない方が育つのではないか…
という説です。
10年前に新人育成やスタッフ研修をしていたときは
いかにうまく教えるか。手取り足取り丁寧に教えないと育たない。
のように「どう育てるか」の視点でしか人を育てていませんでした。
育児の経験が教えてくれたこと
ただ、約7年前に母親になり育児を経験していくなかで
「子どもはコントロールできない自然体」ということに気がつきました。
まるで天気のように、さっきまでご機嫌で晴れていたのに、急に泣き出して大雨…
これが日常茶飯事です。汗
そんな子どもたちを見ていると、本来私たち大人も自然体で、人間もこの世界の自然の一部でしかないのでは…と感じるようになりました。
つまり、人間は木や花のように自然であるとすると育てようとしなくても育つという結論に私の中で腹落ちしました。
私たちは自然
木や花たち自然は、私たちが育ち方や花の咲かせ方を教えなくても勝手に育っています。
ただ、放置していれば良いわけではありません。
放置していたら木や花が枯れるように、人間も成長しません。
周りが育てようと頑張るより、育つ環境に整えることで勝手に育つということです。
人が育つ環境
これはただひとつ。「安心安全な場」であるということ。
失敗しても大丈夫!どんな自分でも認めてくれる場所である。ということ。
子どもがすくすくのびのび育つのは、親の愛に溢れた安心安全な場があるからではないでしょうか?
私も組織を創るうえで、この安心安全な場であることを常に意識しています。
子どもは大人より人間の本質をついているので、一緒に過ごすことで本当にいろいろ教わっています。
育児経験が社会に還元されたらいろんな課題が解決できます。だからこそ、もっとママたちの働く環境を整える必要があるのです。
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