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執筆者の写真三浦 沙矢香

ママの雇用が進まない本当の理由


良い人材が欲しいという企業、人材不足で悩んでいる企業が多い中、働きたいというママ達の声もたくさん聞いています。



このジレンマの本質は何なのか?


この平行線とも言える状態が、何がどうなったら交われるのか…を常に考えています。

毎日いろんな情報を得ながら、自分なりに情報分析をするなかで、今日ふと気がつきました。


企業に必要なのは、いろんな働き方を認めるという「多様性」であり、

ママ達に必要なのは周りとバランスしていくための「協調性」なのでは?と。


よく企業側としてあるのが、ママを雇用したものの

「時短勤務が当たり前」

「子どもが熱を出したから早退するのが当たり前」

「だって子育て大変だもん」

という言葉にはしていないかもしれませんが、そういう態度が滲み出てしまっている。

それよって乱される社内の雰囲気。



「何で子育て中のママを雇うのか?」

「もっと使える人を雇ってほしい」


という現場の声に、耳を悩ませた経験ありませんか?



特に職場が子育て経験のあるママばかりとは限らないなら尚更、

ママ達は周りに対する協調性、つまり感謝やコミュニケーションが必要不可欠になります。







多様性を武器に自分勝手さを正当化



育児を中心に仕事をするという多様性のある働き方はもちろん大事ですが、

「多様性」という言葉を武器に「自分勝手」を正当化している場面が多々見られます。

いろいろな事情があり、思うように働けないことも多いですし、子供の体調不良など、自分自身ではコントロールできない分野もあります。だけどそれを当たり前のように傲慢な態度をとってしまうことで、自分勝手な働き方に見られてしまうのは勿体ない。


特に、組織で働くママには多様性だけでなく「協調性」も必要です。


それを、働きたいママ達にはしっかり伝えたい。

多様性のある働き方とは、どちらが良い悪いとか、どちらが偉い偉くないとか、

そういう問題ではなく、「周りとの違いをお互いが認識・理解してこそ成り立つ」

ということだということを、ママ達は知っておくべき。


協調性のある、本当の多様性を理解したママ達が増えれば、ママ雇用に対する

企業側の懸念や不安も払拭できるのでは…と私は思います。





企業に必要なのは「多様性」


企業にはいろんな働き方を受容する文化「多様性」が必要だと思います。


みんなが常に画一的に働くのではなく、その人それぞれの事情に合わせた働き方を受け入れる価値観の共有。これが企業にとっては大切で、この価値観を共有するのに必要なのは企業におけるミッション・ビジョンだと私は考えます。



私たち企業のミッション・ビジョンはこれ!だからママ達を雇用して顧客に喜んでもらう!というような、想いのあるストーリー。

これこそが社員のみんなが動く理由になります。新しい文化を受容する原動力になります。


特に女性は、目的よりもストーリーに心を動かされる性質があるので、女性社員を抱える経営者はぜひ、このストーリーを磨いて伝えてみてください。



今年は、ママ雇用が広がるように、ママの働き方の選択肢を増やす事業にも本気で取り組みます。





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